2012年09月20日

「木質バイオマスエネルギー利用促進セミナー」の開催報告

去る8月21、22、30、31日の4日間にわたり、
岩手県農林水産部林業振興課主催による
「木質バイオマスエネルギー利用促進セミナー」
県内4カ所で開催されましたので、紹介します。

岩手大学 沢辺攻 名誉教授、
株式会社FTカーボン 富士昌孝 代表取締役を講師として迎え、
以下の2テーマについて、講演が行われました。

1 木質バイオマスエネルギーの利用促進に向けて(岩手大学 沢辺攻 名誉教授)
   木質エネルギーの利用意義や利用方法、木質燃料の特性などが説明され、
  オーストリア等における木質エネルギー利用の現状や木質燃料サプライチェーン
  の事例が紹介されました。
   木質エネルギーの本格利用に向けては、効率的なサプライチェーンの構築
  のほか、重点項目として、以下の4点が提案されました。
  ・高効率で安全・安価な燃焼機器の開発・普及
  ・個別熱利用から地域熱供給への移行
  ・木質エネルギーの産業利用
  ・灰処理(有効利用方法の確立、処理費用の軽減)

2 木質バイオマスエネルギー利用における国内クレジット制度等の活用に向けて
              (株式会社FTカーボン 富士昌孝 代表取締役)
   国内クレジット制度の概要(申請要件・手続きの流れ・国の支援制度等)の
  解説がされ、実例をあげ、クレジット制度への申請効果の紹介がありました。
   2013年度以降の「新クレジット制度」の概要や留意事項について説明が
  ありました。

 沢辺講師(二戸会場:8/22)
二戸セミナー沢辺講師.JPG

 富士講師(奥州会場:8/30)
奥州会場富士講師.JPG


また、会場(雫石・二戸・奥州・住田)ごとに、
実際に木質資源利用ボイラーを導入している事業体から、
ボイラー導入後の体験談など話題提供を頂き、現地にてボイラーを見学させて頂きました。

 雫石会場(雫石町健康センター:チップボイラー)
雫石ボイラー見学.JPG

 二戸会場(金田一温泉ゆうゆう湯〜らく:チップボイラー)
 二戸現地見学.JPG

 奥州会場(株式会社オノダ:木屑焚きボイラー)
奥州会場木屑炊きボイラー.JPG

 住田会場(町立世田米保育園:ペレットボイラー)
住田会場ペレットボイラー.JPG

 世田米保育園では、見学当日は稼働していませんでしたが
(通常は冬季稼働のため)、特別に「着火」の状況を見せて頂きました。
 P1010377.JPG

 シーズン初めに着火後は、種火で継続するそうなので、
 とても貴重なシーンを見せて頂きましたわーい(嬉しい顔)
 P1010382.JPG

参加者は4会場で、総勢95名目
県内の自治体担当者をはじめ、製材・木材加工業者、素材生産事業者、
森林組合のほか、温泉施設や食品加工施設などの民間事業体の方々の
参加もありましたぴかぴか(新しい)

セミナー終了後のアンケート調査では、参加者の多くでセミナー内容に理解
が得られた一方で、具体的な案件へと結びつけていくためには、
支援が必要な課題があることも明らかとなりました。

今後は、それら課題解決に向け、必要に応じて
木質バイオマスコーディネーター派遣するなど、支援を継続していく予定です。
posted by 森のあねっこ@いわて at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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